さすらい行く①【東京⇒京都編・5/番外編・1】
今回の旅程(6日目~7.5日目):2018年12月19日(水)~21日(金)
主な旅先
明神峠(みょうじんとうげ)・三国峠(みくにとうげ)
山中湖・河口湖〈山梨県〉
三ツ峠(みつとうげ)〈山梨県〉
今回歩いた距離(2.5日間):39.14Km+43.45Km+13.24Km=95.83Km
起点(日本橋)からの合計距離:307.39Km
【旅程6日目 12/19(水)】
今回は初の番外編。
本来は南下して沼津市(ぬまづし)方面を目指すが、真逆の山梨県山梨市を目指す。
山梨市は幼少期に住んでいたため、良い機会だから一度行ってみたかった。
それにしても前回からわずか5日後の旅程。楽しくて仕様がない。
駿河小山の街並みを流す。
寒い…。寒いが心地よく感じる。
07:49 静岡県駿東郡小山町藤曲(すんとうぐん、おやまちょう、ふじまがり)付近
県道394号線を離れ須川(すかわ)沿いに。
川面から霧って、気温より水温の方が高いってことかな。
08:06 同・神明宮/穂見神社(しんめいぐう/ほみじんじゃ)付近
こういう雰囲気が好き。
08:23 県道147号線へ
09:07 明神峠(みょうじんとうげ)・三国峠(みくにとうげ)入口
朝の冷気と暖かい日差しが心地よい。
このまま峠道に入る。今日は良い日だ。
09:48 明神峠へ
傾斜がかなりあり、汗ばむくらい暑い。
自転車乗りにも人気のコースらしい。
10:24 明神峠の手前
有名な「18%」の標識。
自転車じゃなくてもコレは辛い。
車はほとんど見かけなかったが、背後からやたらとエンジン音が聞こえる。
富士スピードウェイがあるからか。
この静かな景観に似つかわしくない、野暮な騒音だな。
自分の車嫌いにも思わずニヤッとしてしまう。
10:30 明神峠(みょうじんとうげ)※標高900m
峠とは言うものの「峠」感がまるでない。
まだ登り坂の途中…。
しかしこのバス停、時刻表が無いけど冬期はバス運行が無いらしい。
それで時刻表を外しているのかな。
10:56 三国峠(みくにとうげ)へ
静岡・山梨・神奈川の県境にあたる。
三国峠まではほぼ尾根伝いで緩やかな印象。
11:20 三国峠 ※標高1.168m
神奈川県⇒山梨県へ。
ここから山中湖までは下りとなる。
11:35 山梨県南都留郡(みなみつるぐん)山中湖村鉄砲木ノ頭(てっぽうぎのあたま)パノラマ台付近
風がすこし強い。
12:11 山中湖へ
12:54 山中湖畔
13:13 道なき道へ(山中湖村平野付近)
マリモ通り(県道729号線)のショートカットを図って足を踏み入れるも道がない。
「?」
しばらくうろうろする。
よく見ると道らしい痕跡はあるが、どう見ても進めるものじゃない…が意固地になって進んでみる。
モラル的にもよろしくないのはわかっているが…楽しいんだよね、こういうの。
この一件以来、ますます「キョリ測」アプリが気に入ってしまった。
今後も同じような「道なき道」が多数登場する。
13:39 同・長池親水公園(ながいけしんすいこうえん)付近
富士山の絶景ポイントとして知られる場所。
季節・時間帯が合えば「逆さ富士」「ダイヤモンド富士」が見られるらしい。
この近辺にお住まいの方は羨ましい限りだ。
この日は少し風が強かった。
15:49 山中湖温泉 紅富士の湯(べにふじのゆ)
のんびりしてまた新たな力が湧いてくる。
河口湖まであと10Kmほど。
あと3時間ってところか?
さて、行きますか。
16:06 国道138号線(旧鎌倉往還/富士パノラマライン)を行く
16:21 国道138号線を嫌い側道を探してみる
国道はまぁそこそこ交通量がある。それは仕方がない。
できれば側道でのんびり歩けるところはないかなっ~と思ったが、ちょっとコンディションが悪い道だった。
結局そのまま国道を行くことにする。
16:32 国道138号線を河口湖方面へ
16:54 羽生蛇村?へ
忍野入口交差点を過ぎてすぐ、どうみても異質な空間を発見。
明らかに羽生蛇村の入口だろう。
惜しむらくはバカチョンカメラのせいで明るく撮影できてしまったことだ。
実際はもっと薄暗く、不気味に外灯が灯っていた。
おどろおどろしさが全く伝わってこない。
足を踏み入れると以外にも数軒の家があり、それぞれの生活が少しだが垣間見えた。
いや~、実に楽しい空間だった。
18:00 同郡・富士河口湖町(ふじかわぐちこまち)へ
この日ばかりは事前にビジホを予約した。
こんな観光地には漫画喫茶なんてないからね。
※本日の距離:39.14Km
19:24 今日の一杯
ほうとう歩成(ふなり)。
チェーン店らしいが疲れが癒されて良い店だった。
【旅程7日目 12/20(木)】
07:16 登り坂ホテル&船津登山道(ふなつとざんどう)入口交差点
今日は三つ峠を越えて石和温泉まで歩く予定。おそらく過酷な一日となるだろう。
そのためにかなり早くからの出発。
弥が上にも気合がはいる。
08:04 河口湖大橋
湖岸沿いは歩かず大橋を行く。
どうしても富士山ばかり撮影してしまう。
僕もやっぱり日本人だな、とか思う。
09:16 川口浅間神社南(かわぐちあさまじんじゃみなみ)交差点
併走する国道137号線の交通量の多さに戦慄をおぼえる。
まぁ覚悟はしていたけどさ。
河口湖⇔甲府、即ち都市間をつなぐ道は限られるからね。
あと足が凄く痛い。
昨日は何だかんだで40Km近く歩いたが、そのダメージが残っているようだ。
日本橋出発以来、古いランニングシューズで歩いてきたがクッション性が低く、そろそろ限界かもしれない。
騙し騙し歩く…。
09:24 国道137号線(御坂みち)合流手前
このあたりではノラ猫のかわりに猿なのか。
ひなたぼっこしているのかな。
嵐の前の静けさ…。
09:33 国道137号線(御坂みち)を甲府方面へ
想像以上のもの凄い交通量&騒音。
幸にも路側帯は整備されているので通行に難はない。
しかし柵もなく通行人のすぐそばを大型トラックが駆け抜けるのは異常と思わざるをえない。
ドライバーから見ればこんなところ徒歩で来るんじゃねぇ、と非難を受けそうだ。
09:59 富士見橋展望台(ふじみばしてんぼうだい)
国道137号線(御坂みち)途中にある展望台。
交通の騒音があるため、あまり立ち寄ろうとは思わない観光スポットかな。
10:12 三つ峠(みつとうげ)入口へ
国道137号線の御坂トンネルを通るなぞ拷問に近いので旧国道の県道708号線を行く。
かつては御坂トンネルが有料だったらしく、当時は旧道も重宝されただろう。
10:34 三つ峠入口で休憩
喫茶店で休憩。英気を養う。
11:26 国道137号線⇒県道708号線へ
旧道に入った途端、通行する車両を見かけなくなり一気に静かになる。
まぁ、想像通りだね。
天下茶屋から先、通行止めの看板が気になるが、最悪の場合天下茶屋からスイッチバックで戻っても良いと考えている。
天下茶屋に行くことが目的であって、そのためなら御坂トンネルをくぐるのは仕方がない。
まぁ何とかなる。
11:37 県道708号線
途中、降りられる沢を見つける。
猪か何かの骨かな?かっこいい。
12:08 三つ峠登山口
今回は三ツ峠山への登山は目的ではないので止めておくが、やはりもの凄く浪漫を感じる。
機会があれば是非。
12:26 天下茶屋
この時期は天下茶屋までバスが運行していないため人はほとんどいない。
当日は登山客を2、3人見かけた程度。
おかげで静かでとても良い。日差しも暖か。
冬期は三つ峠登山口までで折り返し運転らしい。
通常バスは河口湖⇔天下茶屋の往復、本数も少ない。
北側の甲府方面にはバスがない。
営業中でありがたい。
12:38 茶屋で一杯
ここ一番のきのこほうとう。
昨晩もほうとうだったがお構いなし。
13:40 御坂隧道(みさかずいどう)
南都留郡富士河口湖町⇒笛吹市御坂町(ふえふきしみさかちょう)
良いことではないが閉鎖中のトンネルを通る。
まぁ最初からこうすると予測していた…。
トンネル内、初めてスマホのISOなどを弄って実際の暗さに近づけてみる。
閉鎖中のため電灯も点いていない。良い雰囲気。
「トンネルを抜けると雪国であった」的なものを体験する。
こりゃぁ通行止めになりますわ。
峠の北側は山の傾斜で日が射さず、路面が凍結している。
13:51 県道708号線
部分的に路面凍結している。
滑って転びそうだ、楽しい。
下るほど凍結面は見られなくなる。
15:03 国道137号線の合流点
1時間以上かけてようやくここまで下山。
こちら側はかなりごつい通行止めの柵があるんだな。
静かだった山道から、再び交通量の多いうんざりな国道へ。
だが問題はソコじゃない、今日の目的の石和温泉までまだ直線で15Km以上ある。
実質では更にあるだろう。
この先はずっと下りだが、これはかなりやばい。
何がやばいって、到着が遅れることでご当地で一杯飲む時間がなくなってしまうのが一番怖ろしい。それだけは避けたい。
現実を突きつけられて危機感がMAXに。
だから走って下ることにする。本来やりたくはなかったが背に腹は代えられない。
国道沿いの所々にポツンと家屋がある。
こんなところでも住んでいる人がいるということだ。
コンビニ・スーパーもない。不便だろうな…。
コンビニ・スーパーはなくてもラブホはある。
峠道のラブホはお約束か。
15:53 御坂町上黒駒(かみくろこま) 御坂路さくら公園付近
国道沿いの生活道へ。畑作業をする地元の方々。
16:09 同・御坂路さくら公園付近
この辺りから国道沿いの側道がある。
街並みも見え始めて、のどかな景観。
左手(国道)から右手(側道)へ進む。
16:28 同・坂野公民館・称願寺(しょうがんじ)付近
16:42 同・若宮交差点付近
バス停伝いに2・3駅走って一休み、を繰り返しながら下る。
緩やかな下りなのであまり疲れないが足が痛い。
16:48 御坂町下黒駒(みさかちょうしもくろこま)・下黒駒交差点付近
笛吹市街の灯が見え始める。
何とか目算が立ちそうだ、これで街で一杯飲める。
国道へ合流してから2時間足らずで10km近く下ったことになる。
18:09 同市・石和町市部(いさわちょういちべ)・鵜飼橋(うかいばし)
さらに6Kmほど進んで笛吹市街へ。
JR中央本線・石和温泉(いさわおんせん)駅にはまだ1.6kmほどあるが、ここまで3時間で16km進んだ。まぁ、よくやったもんだ。
県道302から国道411へ
町内の公衆浴場で疲れを癒す。
昔は歓楽街として栄えていたとか。
19:21 石和町内を流す
駅前には寄らず、店を探しながら国道20号線・四日市場(よっかいちば)交差点付近へ。
このあたりは国道沿いでチェーン店が多いが、何かしらの店に出会うだろうと期待するも、休店などでフラれうまく見つからない。
とにかく足が痛く、風も強く寒いので早く店に入って温まりたいと焦る。
まさかのコンビニ飯か…?と彷徨っていたところ…
20:22 今日の一杯
四日市場(よっかいちば)交差点付近の街中華「かごめ」
ノーマークだっただけに見つけた時の嬉しさもひとしお。そしてこれがまた大当たり。
ご年配の夫婦で切り盛りされているようだ。
味のあるプレハブがまたそそる。
何を注文しようか悩む。なんと幸せなことか。
カウンター数席と、反対側には小上がりがある。
小上がり側はかなり盛り上がっている。ご近所の方々か。
このゴツい栓抜きはこの店のトレードマークだろう。かっこいい。
とても良い時間だった。
頑張って来た甲斐があるというもの。
〆にラーメン4杯の注文があり厨房はてんやわんやだった(笑)。
どうか末永く続けてほしいと願う、また来たい。
※本日の距離:43.45Km
【旅程7.5日目 12/21(金)】
10:09 同市・石和町四日市場(いさわちょうよっかいちば)
今日は山梨市まで軽く流す。お気楽に出発。
とにかく足が痛い。
四日市場交差点からの街並み
とりあえず駅には立ち寄っておく。
10:55 駅周辺・石和町山崎(いさわちょうやまさき)付近
心安らかに歩く。
穏やかな日差し、小春日和だね。
この3日間は天候に恵まれた。ありがとう。
11:34 同市・春日居町小松(かすがいちょうこまつ)・長慶寺付近
趣きのある廃屋を発見…っておそらく廃屋だよね?
個人宅を撮影するのは良くないと思いつつ…。
静かで良い雰囲気だなぁ。
11:50 大野桑戸橋(おおのくわどはし)付近
笛吹市⇒山梨市大野へ。
11:57 山梨市大野付近
この時点ではまだ当時住んでいた場所を特定できていないが、明らかに同じ空間…というか臭いみたいなものを感じる。
桃や葡萄などの畑に囲まれた、こののんびりとした風土というか…。
おそらく自分の体の何割かは、こういったものでできているんだろうな。
すごくいい、こういうの。
下石森(しもいしもり)交差点
12:34 加納岩(かのいわ)小学校&つつじ幼稚園
当時自分が通っていた幼稚園と姉が通っていた小学校。
あまりバシバシ撮影すると事案に発生してしまうと思い、ほどほどにしておく。
おそらく建物は変わっているだろうな、懐かしさは全く感じられない。
山梨市駅へ。
当時の記憶を紐解きながら歩く。
たしか駅東側の跨線橋はまだ無かったように思う。
手前の日川街道踏切は現在は歩行者用だが、当時は車両も通行できた。
と言っても40年以上前の話だがね…。
駅前通り(県道216号線)。まぁ…こんなに小綺麗になっちまって。
もっと雑多な街並みだったよな。
この通りに街のおもちゃ屋さんがあって、連れて行ってもらうとテンション上がったなぁ。
2021年(令和3年)2月に駅南口ができたらしい。
たしかにこの駅って今までなかったよな。地元の方々は嬉しいだろうな。
13:09 インドカレー「デリーベイ」
13:39 再び山梨市大野へ
「街の駅やまなし(山梨市地域交流センター)」でレンタサイクルを借りて再びルーツ探し?へ。
13:51 山梨市大野
時間が止まっているかのような錯覚を覚える。
橋立大神社(はしだてだいじんじゃ)
ジャングルジムから落ちて泣いた記憶が…。
もっと鬱蒼と樹木があった記憶が…。
昼でも暗くて神社のまわりは怖かった。
笛吹川(ふえふきがわ)
今回も良い旅だった。ありがとう。
※本日の距離:13.24Km