さすらい行く①【東京⇒京都編・10】
【16日目~19.5日目】今回の旅程:2019年9月17日(火)~9月22日(日)
主な旅先
↓(電車で移動)
同・浜松市(はままつし)
↓
↓
愛知県豊橋市(とよはしし)
↓
同・碧南市(へきなんし)
↓
同・半田市(はんだし)
↓
同・大府市(おおぶし)
今回歩いた距離(4.5日間):39.17Km+33.29Km+43.14Km+28.03Km+11.10Km=154.73Km
※初日の掛川は市内散策のため距離のカウントはせず。
東京・日本橋からの合計距離:813.94Km
ざっくり全体図
浜松から弁天島を抜けて愛知県へ(分割1/5)
豊橋を過ぎて名古屋方面ではなく、知多半島方面を目指す(分割2/5)
ひたすら西へ(分割3/5)
西尾・碧南と進み、衣浦港の海底トンネルを抜けて知多半島へ(分割4/5)
半田からは半島方面に南進せず、刈谷・大府へ。(分割5/5)
【9月17日(火)】
05:48 朝イチで掛川(かけがわ)まで移動
今日は自転車を借りて懐かしの掛川市内散策に半日を費やす。
12:00 先ずは「うなぎの甚八(じんぱち)」さんで昼食
入口には「お子様連れはにがてです」の案内がある。
良いんじゃないかな。それぞれの持ち味がある。
並ぶことを覚悟していったが、ほぼ待たずに着席できた。
もちろん「二段重」をいただく
ご飯の下にはちゃんと二匹目が。
おかげで良いスタートを切れた。
やはり静岡に来たら一度は鰻を食っとかないとね。
14:53 掛川市十九首(じゅうくしゅ)75付近
ここを「じゅうくしゅ」と読めるのは地元民だけだろう。
15:08 掛川市中央3丁目付近
当時父の勤めていた職場近くの公園。
昔(40年以上前)はトノサマバッタとかショウリョウバッタがたくさんいたよな。
もっと草ボーボーで周りも更地ばかりでほとんど家などなかったなぁ。
15:14 天竜浜名湖線(てんりゅうはまなこせん)・掛川市役所前駅
乗ったことはないけど深く記憶に残っている路線だ。
本数も少なく、車両を見かけたことは当時ほとんど無かった。
途中駅の「西鹿島(にしかじま)」駅は【本編・9】の遠州鉄道の終着駅でもある。
当駅は平成8年に敷設されたとのこと。どうりで駅の記憶が無いわけだ。
「思えば遠くへ来たもんだ」という歌がある。
幼い頃このレールに耳をあてたことがある。
自分にとってあの曲はこのレールをさしている。
15:22 掛川市下俣(しもまた)1010-6付近
幼稚園年長から小学校3年までここに住んでいた。
当時の家はもう無く、アパートに変わっている。
学生時代(30年前)に一度訪ねていて、そのことは知っていた。
しかしヘンな家だったなぁ。
元は平屋だったがおそらく改築されて別棟があったり、
そこから二階に上がれたり、熊でも飼うかのような檻があったり…。
15:35 掛川市大池1511付近
たしかこの近くに通園していた「掛川幼稚園」があった記憶が…。
ネット検索しても「掛川幼稚園」は見つからない。無くなってしまったのかな?
15:53 掛川城
当時は工事中の公園のような印象だったが、やはりどこか当時の面影がある。
当時は天守閣は無かった記憶だが、まぁ格好良くなっちゃって。
天守閣より四方を臨む。
北方
東方
南方(掛川駅方面)
西方
16:52 前回立ち寄った本陣通り
今日はここには立ち寄らない。これから電車移動で浜松市へ。
18:53 今日の一杯
某グルメ漫画で紹介された「どうまん蟹(どうまんがに)」を求めて。
浜松市中区肴町(さかなまち)318-28 ベッシュビル3F
「魚魚一(とといち)」さんへ。
どうまん蟹(ノコギリガザミ)
水揚げが非常に少なく、当日入荷の有無は確認が必要。
幸運にも入荷&当日予約が取れたが一杯1,0000円とかなんとか…。
「幻の蟹」とまで言われるが、個人的には正直たいしたことはなかった。
ただの「蟹」である。
グルメ漫画では素晴らしく美味い!みたいに取り上げていたが。
学生時代に北海道・根室半島で花咲ガニの味噌汁(一杯500円くらい?)を喰ったが、
そちらの方がよほど美味かった。
金額は関係ない。
【9月18日(水)】
08:16 JR東海道本線・浜松駅
昨日は掛川市を堪能した。今日は本来の旅路に戻る。
おそらく今日は静岡から愛知県に到るだろう。長かったなぁ、静岡。
08:41 浜松市中区上浅田(なかくかみあさだ)2丁目2付近
いつ雨が降り始めるか…。先ずは浜名湖を目指す。
08:54 同市・中区森田町(もりたちょう)119付近
基本的に東海道線沿いに進む。
09:43 JR東海道本線・高塚(たかつか)駅
コンビニのチラシを見て名古屋に思いを馳せる。
このイベントいいなぁ、でも期間中には名古屋に着かないだろうな…とか考えてる。
10:20 国道257号から県道316号へ(東海道を進む)
同市西区篠原町(しのはらちょう)14111付近の東海道上。
レストランチェーンの「さわやか」の前を通り、
そういえばまだ「さわやか」には立ち寄っていないことを思い出す。
しかし今日は弁天島近くで昼飯の予定だし、どうしたものか…などと考えている。
写真には収めたが史跡などは基本的に興味が無い。
ああ、やはり当時の旅人も一日40kmくらい歩いていたんだな。
この後は同市西区坪井町(つぼいちょう)の稲荷神社から、
東海道本線・東海道新幹線を越え、線路沿いに工業団地を舞阪駅方面に歩いた。
風光明媚な景色を求めたが、草ボーボーでいまひとつだった(写真なし)。
11:31 JR東海道本線・舞阪(まいさか)駅
今日は弁天島近くの「魚あら(うおあら)」さんで活天丼(いきてんどん)を絶対に食べると決めてきた。
ちょうどランチタイムの着地となる。凄く楽しみだ。
12:06 同市舞阪町(まいさかちょう)舞阪1771-1
HOBBY MATE「おおかはら」さん。
道すがら気が付いた模型屋さん。
腹が減っていたことと、シャッター半開きだったため立ち寄らずスルーしてしまった。
後で調べたら結構老舗のお店だった。
入っておけば良かったかと思ったが、どうせ買うことはできないのでこれで良かったんだろう。
機会があればまた立ち寄ることもあるだろう。
この後衝撃の展開が…。
「魚あら」さんの店内を覘いたところツアー客でごった返していた。
入口に記帳台があり、とんでもない待ち時間だった。
「だめだ、こりゃ…」見積もりが甘かったか?自分は早々に諦めた(写真なし)。
12:28 弁天橋(べんてんばし)を渡る
浜名湖(はまなこ)に到着。傷心のままJR弁天島(べんてんじま)駅へ。
国道301号の弁天大橋(べんてんおおはし)を臨む
振り返れば遠くに浜名大橋(はまなおおはし)が見える。
そして雨が降り始める。
どうせなら快晴で浜名湖を見たかったが仕方がない。これも旅の醍醐味。
JR駅裏手すぐにある貸船屋へ。
幼い頃この船着場から潮干狩りに連れて行ってもらったものだ。
時は流れても当時の雰囲気は残っている。あまり変わっていないな。
当時はフナムシがいっぱいいたなぁ。
しかし近年はアサリ漁獲量が激減しており、潮干狩り自体が中止となっているらしい。
1982年の水揚げが年間8000トン近くあったが、2020年は707トンとのこと。
残念なことだ。
13:13 競艇新大橋(きょうていしんおおはし)
かなり本降りとなる。まぁ、寒くはないし大して気にならないが。
それよりもこの悪路が気になる。
ここは競艇新大橋・第二勝鬨橋(かちどきばし)・ボートレース浜名湖に到る区間。
申し訳程度の路側帯。先ず人が歩くことが想定されていない。
橋上には「釣り・投網禁止」の案内版もあった。
そのため歩行者通行禁止の場所ではないことが窺える。
※Google マップにも歩行者の姿が映っていた。
本来なら浜名湖の絶景が拝めるんだろう。
浜名湖パルパルなんて遊園地にも当時連れて行ってもらったな。
第二勝鬨橋(かちどきばし)
第二勝鬨橋に差し掛かるとようやく歩道が登場するが…。
あくまで橋上だけの歩道らしい。
しかも通行止め(本来なら「ボートランド」という遊具施設に通じる)。
バカにしているのか。
ボートレース浜名湖の駐車場沿いにも歩道があるが、やはり最後はブツ切れ。
段差もあるしどうすんだよ、コレ。
その後もすぐ反対側に歩道が現れるが…。
やはり植え込みにさえぎられる。
本当にあきれ果てる。
いや、むしろ面白かった。
ここまで歩行者を無視した道路整備は初めて見た。
当時は有料道路のような歩行者通行禁止区間に入ってしまったかと本気で思った。
おそらくボートレース場利用者のためのバイパスなんだろうな。
それは理解できるが、あまりにもお粗末!
※空腹なので気が立っている。
14:03 静岡県湖西市新居町中之郷(こさいしあらいちょうなかのごう)付近
サンマリンブリッジ手前。少し雨が弱くなってきた。
個人的に「忍者キャプター」OPの冒頭シーンを彷彿とさせる。格好良い。
14:35 「さわやか新居湖西(あらいこさい)店」さん
「魚あら」さんは残念だったが、道すがら「さわやか」さんに巡り会えた。
静岡広しと言えども、この店は静岡県最西端の店舗だ。
静岡を離れる前に「さわやか」を訪れることができて幸運だ。
ここはやはり「げんこつハンバーグ」でしょう。
大満足です。ごちそうさまでした。
店を出ると、雲の隙間に青空が。
旅人にとってホッとする瞬間だ。良い兆しだ。
16:02 同市・古見(こみ)付近
JR東海道線沿いだと遠回りになり、おそらく交通量も多いだろう。
やはり自分にはこういう道がお似合いなんだ。
16:20 同市・古見付近
出た出た出た。
またまた「キョリ測」アプリの本領発揮だ。
ここが「道」だとぬかしやがった。
かすかに…「道」っぽい気がする。
最後の…草叢を抜けるのがたいへんだったなぁ。
16:59 湖西市吉美(こさいしきび)付近
雨あがる。
17:41 湖西市岡崎(おかさき)付近
雨上がりはなぜこんなに美しいんだろう。
昨日の天竜浜名湖線(てんりゅうはまなこせん)の終着駅でもある。
また静岡県と愛知県の県境に位置している駅でもある。
19:09 愛知県豊橋市二川町新橋町(ふたがわちょうしんばしちょう)72付近
宿場町の面影を残す、渋い町並みが続く。
できれば日中の景色も拝みたいもんだ。
ちなみに新所原⇒二川に到る約1時間の道程も個人的には好みだった(写真なし)。
やはり別の時間帯に再訪したいものだ。
今日はここまで。今日の一杯を求めて一足先にJR線で豊橋市へ向かう。
20:09 今日の一杯
愛知県最初のご当地グルメは「豊橋カレーうどん」を求めて「玉川 豊橋広小路(ひろこうじ)本店」さんへ。
「豊橋カレーうどん」は器にご飯・とろろ・カレーうどんの順に盛られる。
以外にも歴史は浅く、2010年にご当地グルメとして創作されたらしい。
まぁ、美味ければ関係ないが。
実に美味かった。
一旦浜松へ戻って前回と同じ「快活CLUB浜松上島(かみじま)店」で一泊。
※本日の距離:39.17Km
【9月19日(木)】
先ずは昨日ショートカットした二川⇒豊橋間を繋ぐ。
今日はとりあえず昼食を豊橋でとって、それから先は…あまり考えていない。
駅北口前
10:46 豊橋市飯村南(とよはししいむれみなみ)1丁目10-3付近
11:36 同市・田原街道(たはらかいどう)・中松山(なかまつやま)交差点
同・中柴町(なかしばちょう)交差点付近
豊橋に到着。
12:31 「スパゲッ亭チャオ」さん
今日の昼飯はここ。
豊橋駅東口すぐの「チャオ」さんへ。
店内はレトロな昭和の喫茶店の印象。
ランチタイムはかなり込み合う。地元でも人気があるんだろう。
「カニコロランチ」…だったかな。
13:04 JR豊橋駅西口
東口は商業施設なども多くて華やかな印象だが、西口は落ち着いた静かな印象。
3DK 30000円台/月とか凄い。
14:12 豊川市平井町上藤井(とよかわしひらいちょうかみふじい)・県道386号
まだ今日の道行を決めかねている。
JR線などの路線沿いに名古屋方面に向かうのが最短ルートなのが分かっているが、
それはあまり面白くない。
とりあえず今日のところは、おとなしく収まるにはつならなく、
また大冒険をするには時間がなく…というわけで思案していたところ、
「国坂峠(くにさかとうげ)」なるワードを見つけ、行ってみることに。
14:45 同市・伊奈町正庵(いなちょうしょうあん)89-128付近
先ずは一駅先の愛知御津(あいちみと)へ。
ここからはJR線沿いを離れ、地元の御堂山・砥神山(みどうやま・とがみやま)を囲うように県道373・368号を進む。
今日一日、街中を歩いてきたので少し自然と戯れたい。
16:23 同市・御津町豊沢川原(みとちょうとよさわかわはら)付近
この時間から峠道をアタックするなんて、夏場じゃないとできないな。
16:46 同市・御津町金野新砂田(みとちょうかねのしんすなた)付近
街道をはなれ、より奥の細道を行く。
これが我がさすらいの真骨頂だ。
16:55 同市・御津町金野山影(やまかげ)付近
さらに奥へ踏み入る。
同市・御津町金野袋田(ふくろだ)付近
うん、実に良い感じだ。
17:30 御津町金野上野(うえの)付近
よくわからんが、おそらく何かの夢のあと。
配信されたばかりのドラクエウォークをやってみる。
もう少しで国坂峠だ。
18:01 国坂峠(くにさかとうげ)・標高200m
18:13 愛知県蒲郡市五井町山田(がまごおりしごいちょうやまだ)付近
国坂街道(県道368号)沿い。
街の灯にたどり着く。この景色、やはりホッとする。
18:33 同市・豊岡町清水(とよおかちょうしみず)付近
この暗闇を味わう。
18:57 今日の一杯
東海地方の郷土料理「菜飯田楽(なめしでんがく)」を求めて。
同市・三谷北通(みやきたどおり)の国坂街道沿いにある「ままや」さんへ。
もともと菜飯田楽は【本編・8】の大井川鐡道・新金谷駅近くの「よし善」さんでいただく予定だったが、予定があわず保留になっていた。
「菜飯田楽」は古くから豊川市・豊橋市あたりが発祥とされるが、
それ以外にも名古屋市・岡崎市・犬山市、静岡県島田市、滋賀県栗東市(りっとうし)
などでも古くから供されているらしい。
今回は道すがら運よくありつくことができた。ありがとう。
疲れた体に染み渡る。
毎度毎度思うが、一日の旅程を終えて頂くこの一杯はまさに神の水、命の水だと思う。
「菜めし田楽御膳」
やはり出てきたか…。
この後はJR豊橋駅まで戻り駅前の満喫へ。
※本日の距離:33.29Km
【9月20日(金)】
駅前のスペースシャトル近くで一泊。
しかし…最悪の一泊だった。
「亜熱帯」とかいう満喫。
快活クラブと同じく完全鍵付き個室を謳っているが全くの嘘八百。
二度と利用しない。
気を取り直して昨日到達した三河三谷(みかわみや)へ舞い戻る。
さて今日はどうするか?
本来ならJR線沿いに名古屋方面を目指すのが最短なのだが、面白みに欠ける。
昨日の国坂峠のような寄り道の楽しさに味を占めてしまうと、やはり行ったことがない知多半島に目線がいってしまう。
これはもう決まりだな。また番外編が始まってしまうな。
…とその前に今日は朝イチで絶対に行きたいところがある。
駅前ロータリー
08:31 喫茶「サンロッジ」さん
蒲郡市三谷町弥生(がまごおりしみやちょうやよい)2-8-3
三河三谷の住宅街の真ん中にある喫茶店。人生初のモーニング体験だ。
ずっと中京圏に行ったらモーニングを食べたいと思っていた。
モーニングサービス。
コーヒー一杯の値段にパン・ゆで卵などがセットになっているとは…。
それにこの営業時間だ。しかも繁華街ではなくここは住宅街のド真ん中だ。
関東圏にもこの文化が広まってくれればなぁ。
「デラックスセット」
09:10 同市・三谷北通(みやきたどおり)2-82
さて、腹も満たしたし知多半島に向けて歩を進める。
JR三河三谷駅の近くで何か面白い建物を見つけたが、
どうやら「昭和食堂」という居酒屋の跡地らしい。
※2021年時点では「同源」というラーメン屋になっている。
09:41 同市・神明町(しんめいちょう)6-6付近
県道383号線沿い。
何か同じマークを昨日も見たような…。
なんだろう、あれ。
11:02 蒲郡市⇒額田郡幸田町(ぬかたぐんこうたちょう)へ
愛知工科大学の正門前。すごく暑い。
11:16 同町・深溝楠木(ふこうずくすぎ)付近
11:34 同町・深溝上天白(ふこうずかみてんぱく)付近
深溝上天白交差点付近。
「へきなん」「にしお」「さんがね」…。普段聞かない地名は新鮮に感じる。
面白いものだ。現住所もまた然り。
線路沿いを避け静かな道行を期待してきたが、現実はそう甘くない。
ここは産業道路。
ずっと大型トラックなどに追い立てられた交通量の多い道が続く。
しかし、これもこの国のかたちなんだろうと思う。
11:54 同町・深溝形平・一ノ瀬橋(ふこうずかたひらいちのせはし)付近
どこかに平和があるならば、いつかは花も咲くだろう。
平和だな。
そろそろ昼飯時だ。
手前には「いなよし」という蕎麦屋さんがあったが入らずに我慢した。
もう少し距離を稼ぎたいからだ。
昨日の件もあるし、今日は絶対に完全鍵付き個室のある快活クラブに泊まりたい。
そう考えると知多半島・半田市(ちたはんとう・はんだし)まで進まないと…。
遠いなぁ。
そのため昼食は後回し…。
13:32 西尾市吉良町津平一本松(きらちょうつひらいっぽんまつ)付近
産業道路を離れて矢崎川(やさきがわ)沿いに西尾市街を目指す。
14:13 同市・吉良町瀬戸藤波(きらちょうせとふじなみ)付近
県道318号線上。
直後の寺嶋(てらしま)交差点にあるコンビニで一服する。
名鉄西尾線・西尾駅まで直線距離でも約4Km…。まだ少しあるなぁ。
14:57 同市・小焼野町東切(こやけのちょうひがしきり)付近
県道318号線上・宅野島町田貝(たくのしまちょうたかい)交差点付近。
腹減りすぎてほとんど思考能力がなくなっている。
時間帯もあってか車数、人出もあまりない。静かな街並み。
15:50 おそい昼食
フジヤマ55(ゴーゴー)・ヴェルサウォーク西尾店さんへ。
駅前の大型ショッピングモール内にあるラーメン店。
西尾二郎、フジヤマ二郎…どっちだったか?
食事をしたことで体力大幅回復&疲労回復。気力も回復。
一気に距離を進める。
日中は暑く距離を稼げなかったが、やはりこの時間帯は大いに捗る。
17:50 碧南市源氏町(へきなんし・げんじまち)5丁目付近
三河線の終点である。最果てのイメージが強い。
18:24 衣浦(きぬうら)トンネル
何としても今日中に半田市まで行く!と決めており海底トンネルを行く。
衣浦トンネル(1.7Km)は1973年に開通した日本初の港湾海底トンネルとのこと。
車両は有料だが歩道・自転車道は無料だった。
学生時代に下関市の壇ノ浦から北九州市まで関門海峡の歩行者用海底トンネルを歩いたが、同じもので懐かしく思う。
階段を下りて地下へ。
AMラジオが流れている。
ようやく半田市へ。このあと快活がある名鉄河和線(こうわせん)の青山駅まで歩く。
夕飯をどうしようかと考えたが、やれ鰻だ、やれ蟹だとごちそう続きで胃疲れしているようだ。
たしかに長期のさすらいは今回が初めてだ。そんなこともあるか。
食欲がまったく湧かないのでコンビニ弁当で済ます。
まぁ、単に昼食が遅かったのも原因だろう。
※本日の距離:43.14Km
【9月21日(土)】
駅前の快活からスタート。
昨日の胃疲れを気遣って遅い出だしとなる。
10:53 周辺の街並み
10:57 味噌蔵麺四朗本店
一晩休んだらしっかり食欲も回復した。
胃疲れなんて気のせいかも。
このまま知多半島を南下したい気持ちは強かったが、あくまで次回の番外編とする。
本道に戻り名古屋を目指し北上する。
編集していて気付いたが食品メーカーのミツカンって本社が半田市なのか。
おなじみ物件情報。
駅前のクラシティにて。
私鉄の知多半田駅と比べると賑わいが全く感じられない。
その間、わずか直線で400mほど。
人の流れも知多半田駅方面に歩く人ばかりで、半田駅方面はまばらだ。
地方JR線の苦境が窺い知れる。
今後もこういう状況を目にすることになる。
13:30 半田市住吉町(すみよしちょう)2丁目付近
今後を見据えて東海道本線沿いに進むべきと判断し刈谷市(かりやし)方面へ進む。
14:14 豊浜のせんべえやさん
同市・長根町(ながねちょう)1-33。
老舗の煎餅屋さんか。菓子類は嫌いだが煎餅は酒のつまみになる。
14:37 同市・亀崎高根町(かめざきたかねちょう)7-22付近
地元企業の看板推し。
駅前ロータリー
まぁ、静かなところでした。
14:51 同市・亀崎常盤町(かめざきときわちょう)1丁目付近
国道366号線、県道46号線を経て衣浦湾沿いに進もうと思う。
湾沿いはおそらく車も通らない道だろう。
15:13 国道46号線はかなり交通量が多い。
15:31 衣浦大橋(きぬうらおおはし)を渡らずに手前の遊歩道を北へ。
衣浦湾沿いに進む。とても静かで好ましい。
16:12 東浦南部グラウンド付近
JR武豊線・東浦(たけとよせんひがしうら)駅近く。
土曜日ということもあってか釣り人が多い。
16:19~16:52
反対側の高浜市(たかはまし)方面は工場地帯が並んでいる。
遊歩道というほど華やかではなく無骨な印象だが、静かで歩きやすくて最高。
このあたりでドローン飛ばせたら楽しいだろうな。
17:00 地元ネコに遭遇
さすらい旅に度々登場するネコたち。
飼い猫?よくわからんが愛想が良い。
しかしこういう時って何したらいいかわからない。
遊んでほしいのか、餌がほしいのか…。
とりあえず次回からはちゅーるを持っていこう。
17:40 平成大橋(へいせいおおはし)手前
大分暗くなってきた。
衣浦大橋からの夢のような時間もこれで終わり。
本当に良い空間だった。また来たいなぁ。
18:01
平成大橋(県道51号線)を経て知多郡東浦町(ちたぐんひがしうらちょう)⇒刈谷市(かりやし)へ
18:39 名鉄三河線・刈谷市駅(めいてつみかわせん・かりやしえき)
JR東海道本線の刈谷駅まであと一駅。直線で1.5Kmくらい。もうちょっとだ。
ちなみに三河線を下った先は昨日通った碧南(へきなん)駅が終着となる。
さすが大都市。ネオンが眩しい。
今日はここまでだな。飲み屋を探そう。
19:19 今日の一杯
炉ばた焼き伸(しん)さん。昭和居酒屋な店構えに魅せられて入店。後悔なし。
チキンのカレー煮…だったかも。
居酒屋のカウンターって格好良いよな。
どっしりとしていて歴史を感じる。
ハイボールは…ちょっと残念。
おそらく昨日の炭酸を使っていてほとんどシュワシュワ感がない。
おそらく…ふぐ皮ポンズ。
〆のかきどて鍋…だったと思う。
20:53 飲み屋が多い、良い街だ。
夜の街を流す。上機嫌。
※本日の距離:28.03Km
【9月22日(日)】
08:45 愛知県刈谷市新富町(しんとみちょう)4-907付近
いつもの満喫からスタート。
今日はどうしようかなー、と考えている。
かれこれ今日で6日目。今回は夏休みを利用して来ており休みはまだあるが、そろそろ満足している。
詰めて歩いても興を削がれるだけなので、このへんでやめておこうか。
快活前の国道155号線。日曜とあってか車数も少なく静かな印象。
とりあえずJR大府(おおぶ)駅まで行くとする。
逢妻川(あいづまがわ)は昨日の衣浦湾に注いでいる。
09:05 逢妻川・境川(さかいがわ)を越えるとすぐに大府市へ。
09:12 大府市横根町浜田(よこねまちはまだ)付近
良い、実にのどかだ。
09:29 大府市立大東小学校(だいとうしょうがっこう)前
09:32 延命寺(えんめいじ)
静かな街並みにどん!と構えている。
神社仏閣はよくわからんが迫力あるな。
09:36 寺院の裏手、若草町(わかくさちょう)三丁目交差点付近
老舗の和菓子店、常川屋(つねかわや)さん
武豊線の始発駅でもある。
また衣浦湾沿いを歩きたくなったら使えそうだ。
東口ロータリー
看板ズ
今回のさすらいはやはりここまでにしよう。
今日は今までに行けなかった店をまわろう、という訳で今回2回目の掛川駅に直行。
12:06 すいのやさん
掛川城からほど近い駄菓子屋さん「すいのや」。
その名声は幾度となく聞こえていたが、ようやく初訪問となった。
静岡おでん、と言えばだし粉。
近所の方が鍋もっておでんを買いに来ていた。
羨ましいな。
あっ…!
駄菓子屋でビール
店内に所狭しとレトロ空間が…。
店前
12:41 時間は少し早いが、今日の一杯を求めてJR掛川駅南口へ
北口⇔南口の連絡通路。
あじ助さんは【本編・8】で訪れた。
南口は住宅街が広がる。
12:54 今日の一杯
掛川いも汁処 とろろ本丸
ここは幼少期の記憶はほとんどなく、何となくこの辺りにお城みたいな立派な建物のお店があるんだよな~、という印象だけだった。
自然薯ってこんなに高いのか。
調べたらスーパーで売っている長芋と違って希少価値が高いのだとか。
まぁ、とりあえず。
秋葉山(あきはさん)だったと思う。
揚げとろ
自然薯は粘りが強くそのまま食べると餅のようだという。
だからこのように揚げ物にもできるんだろう。
元は東海道五十三次の丸子宿(鞠子宿/まりこしゅく・まりこじゅく)で供されたとろろ汁であり、松尾芭蕉の句にもあるらしい。
「梅若菜丸子の宿のとろろ汁(うめわかなまりこのしゅくのとろろじる)」
すいのやさんで購入した。
※本日の距離:11.10Km
さすらい行く①【東京⇒京都編・9】
【14日目~15.5日目】今回の旅程:2019年9月11日(水)~9月13日(金)
主な旅先
↓
↓(バスで掛川市街まで移動)
同・掛川市大池
↓
同・磐田市(いわたし)
↓
同・浜松市
↓
同・浜松市西区西山町(にしやまちょう)・浜松広報館(エアーパーク)
今回歩いた距離(2.5日間):27.19Km+40.09Km+11.28Km=78.56Km
東京・日本橋からの合計距離:659.21Km
【9月10日(火)】
19:24 神奈川県小田原市栄町(さかえちょう)2-2-4・かりゆし食堂酒場
前日譚として【本編・4】で訪れた「かりゆし食堂酒場」さんにリベンジを果たす。
前回はラストオーダー直前で十分に味わえなかったが、今回はがっつりいただいた。
この店とは本当に良い出会いをした。
「海ぶどう」
「グルクン(タカサゴ)の丸揚げ」
「温汁豆腐」
島豆腐のスープ、店のオリジナル。
この後はJRで掛川まで移動。
遅延が生じていて少し焦った。
【旅程14日目 9月11日(水)】
08:24 早朝の掛川市街。
御前崎周辺に満喫などの宿泊施設はなく、バスを乗り継いで掛川まで戻る予定。
そのバスも本数が少なく終バスも早い。
本当に「陸の孤島」だな。
自分のようなさすらい人にはやりづらい。
09:44 しずてつジャストライン「掛川大東浜岡(かけがわだいとうはまおか)線」
「青田」から乗車→「南大坂」バス停へ。
09:51 しずてつジャストライン「南大坂」バス停
前回からの続きとなる、今回のスタート地点。
10:08 地元の鮮魚店「タナカ」さん
掛川市浜野1920付近。
鮮魚店というより市場に近い。
羨ましい。近所にこんな店があったら通うよな。
10:19 浜野東(はまのひがし)交差点付近
風力発電の風車が見え始める。存在感があり特徴的だ。
風車は柱が78m、プロペラの直径が82mにもなるらしい。
11:21 大東海洋公園(だいとうかいようこうえん)
時間がなく大東温泉には行けなかった。
橋上より
13:26 浜岡砂丘は目前
御前崎市池新田(おまえざきしいけしんでん)付近。
風車の大きさが窺われる。
13:56 浜岡砂丘
以前訪れた時も駐車場近辺には猫が多い印象があった。
今も変わらず人懐っこい。
元静岡県民として「砂丘」といえば日本広しといえども、やはりここ「浜岡砂丘」だ。
鳥取砂丘にも負けてない(多分)。
そういえば「ねむの木学園」が近くにあったと思ったが、今は移転したようだ。
ここまできて進捗が悪いことに気がつく。
と考えるとどう見ても最終バスに間に合わない。
どうやら見積もりが甘かったようだ。
仕方なしに御前崎市役所近くのしずてつジャストライン「浜岡営業所」から
掛川市街へ戻る。
14時台が最終バスとは本当に「陸の孤島」だ。
※この当時はアプリ「バスNAVITIME」を利用していた。
悪いアプリではないがバス路線しか表示されないため、
JR線を含めば最終バスが20時台になることを当時は知らない。
また実は御前崎市内に満喫があることも…。
とにかく当時は絶望感しかなかったということだ。
17:47 掛川市街へ帰還
この特徴的な建物、覚えている。確かに40年前にもあった。
懐かしい記憶が溢れ出す。
掛川市連雀(れんじゃく)2-13
掛川城すぐ近くの屋台村。
東海道の旅人なら喜んで立ち寄るだろう。
本陣通り内の「おうち」さんへ。
女将の娘さんが地元アイドルをやっているから「応援してね」と推された。
寂しそうな独り身のおじさんと思われたんだろう(事実)。
※「おうち」さんは一年後の2020年10月再訪時には残念だが閉店しているようだった。
やはりコロナの影響が大きいのか。
19:00 キネマ食堂
前回訪れた「キネマ食堂」さんを再訪。
〆は塩ラーメン…だったかな。
※本日の距離:27.19Km
【旅程15日目 9月12日(木)】
御前崎も今後の「番外編」になるだろう。
08:26 掛川市沢田274付近
国道一号の騒音を嫌って併走する県道253線へ。
08:36 掛川市領家(りょうけ)付近
09:04 袋井市広岡(ふくろいしひろおか)・原野谷川(はらのやがわ)沿い
同心橋(どうしんばし)からの土手沿いの数キロは癒しの空間だ。
爽やかな風、時間が止まったような空間、出迎えくれるかのようなススキの穂たち。
ありがとう。
09:09 のんびりとさすらう
09:51 袋井市方丈(ほうじょう)6丁目付近・沈下橋(ちんかばし)
こんなところにも沈下橋が。
沈下橋と言えば四国・四万十川(しまんとがわ)のイメージが強い。風流だね。
11:31 袋井市新池(にいけ)付近
途中の稲穂が美しくて『蒼天航路』の荀彧のように思わずむしり取り食べてしまった。
ごめんなさい。
仁だな。
12:58 磐田市(いわたし)・YAMAHA STADIUM前
13:04 昼食は「ヤマシロ」さんへ
14:49 JR東海道本線・磐田(いわた)駅
北口ロータリー
15:08 模型店の「大場屋」さん
磐田市中泉(なかいずみ)1007
渋すぎる店内。完全に昭和の世界。
橋上
渡河後は古い町並みを連想させる案内図が。
…とは言っても五十三次の宿場町ではないが。
折角なので案内図に従って東海道を歩いてみる。
国道沿いはうるさいからな。
浜松市東区中野町(なかのまち)1207付近。
18:43 遠州鉄道(えんしゅうてつどう)・曳馬(ひくま)駅
JR浜松駅に直行したかったが、宿泊する満喫にできる限り寄せるために遠回りをする。
この後は遠州鉄道沿いにJR浜松駅へ。
19:30 浜松市中区常磐町(ときわちょう)133-2K-mix本社スタジオ前
道すがら地元のFM局のスタジオ前を通る。
19:49 JR東海道本線・浜松駅
19:57 今日の一杯
浜松餃子の「むつぎく」さんへ。
楽しみで仕方なかった。浜松餃子は浜松を代表するグルメのひとつだ。
「餃子(中)12個」
小振りでいくらでも食える。
特大(20個)にすれば良かったかと思ったが、自分だったら中を2皿頼むかな。
素晴らしく美味い。
このもやしがまた良いんだよなぁ。
「ホルモン焼(豚みそ)」
LOを過ぎていたがダメもとでご飯をお願いしたところ快く応じてくれた。
無理言ってすみません。ありがとうございます。
21:07 上機嫌で満喫へ向かう。
街の雰囲気はこんな感じ。
21:46 遠州鉄道・上島(かみじま)駅
先の曳馬(ひくま)駅から一駅歩いて上島駅へ。今日の満喫の最寄り駅だ。
注意すべきは今日のように上機嫌&酔っぱらっていて、
電車内で寝落ちでもしようものなら終駅まで飛ばされる…。
新浜松から上島までの6駅は油断できない。
快活CLUB浜松上島店
快活クラブは基本的に市街中心から離れた場所にある印象が強い。
もう少し駅チカだったらなぁ。
※本日の距離:40.09Km
【旅程15.5日目 9月13日(金)】
11:25 航空自衛隊浜松広報館(エアーパーク)
浜松市西区西山町(にしやまちょう)無番地。
帰る前に立ち寄る。ヤバい、ワクワクが止まらない。
満喫から僅か数キロにある、航空自衛隊浜松基地に隣接する施設だ。
H-21B 救難ヘリコプター
C-46 輸送機
ナイキJ弾・発射機
特に思い入れが強いナイキミサイル。
正直コレを見るためにここを訪れたんだよね。
格好良いんだよなー、これが。
プラモ作ったもんなぁ。
プラモ完成した2週間後に3.11の地震があって壊れちゃったけどね。
そうそう、プラモはたしかこんな箱絵だった。
当時はなんか火星基地っぽい絵に惚れて買っちゃったんだよな。
F-86F ブルー仕様のセイバー
F-104J
前回【本編・8】のハセガワ本社のスターファイターと同型のF-104J。
本当に格好良い。
個人的にはセイレーン・バルナックの乗機というイメージだ。
館内展示場
何枚か撮影。
やはりプラモ作成に役立つディティールに寄った写真が多い。
14:10 浜松市内・龍光屋(りゅうこうや)
カレー南蛮を喰って帰る。
※本日の距離:11.28Km
さすらい行く①【東京⇒京都編・8】
【12日目~13.5日目】今回の旅程:2019年6月26日(水)~6月28日(金)
主な旅先
同・焼津市(やいずし)
同・島田市
同・掛川市(かけがわし)
今回歩いた距離(2.5日間):38.59Km+41.23Km+6.79Km=86.61Km
起点(日本橋)からの合計距離:580.65Km
【旅程12日目 6月26日(水)】
07:12 静岡市葵区紺屋町(あおいくこうやまち)・呉服町(ごふくちょう)交差点
前日に静岡入りして早朝からスタート。
今回は雨降りが予想されるが、構わずやって来た。
幼少期を過ごした掛川市に早く行きたかったからだ。
08:35 静岡大橋(しずおかおおはし)
JR静岡駅南西の静岡大橋から安倍川(あべかわ)を越える。
09:09 JR東海道本線・安倍川(あべかわ)駅
とにかく暑い。
駅東口ロータリー
10:02 JR東海道本線・用宗(もちむね)駅周辺
素通りしただけだが、駅から直線で海岸に出られて、温泉・公園・海水浴場などレジャー施設が充実していて凄いな、と感じた。
地味なところがまた良い。
JR用宗駅
同市・駿河区石部(するがくせきべ)21付近・県道416号線(用宗街道)
用宗の街並み。
10:19 せっかくなので用宗の海岸へ
10:51 石部海上橋(せきべかいじょうばし/かいじょうきょう)
石部から焼津市浜当目(やいずしはまとうめ)までの急崖エリアを大崩海岸(おおくずれかいがん)という。
かつて用宗街道(県道416号)は国道150号であったが、名の由来の通りこの海沿いでは崩落事故が多く、北側の焼津バイパス(国道150号)が全通して以降は県道となった。
風が強い日だった。
海上橋より廃止された石部第5洞門(どうもん)を臨む。
廃道マニアではないがロマンを感じる。
11:04 石部隧道
海上橋からたけのこ岩トンネル手前までは路側帯・歩道が一切なく非常に歩きにくい。
ひどい悪路と言える。
11:29 小浜隧道(おばまずいどう)
11:35 たけのこ岩トンネルへ
トンネル手前のカフェ「日の出」跡。
2013年10月の台風が原因で廃業した模様。
トンネル手前に小浜(おばま)の集落に下りる道がある。
そのためか、焼津市内へ向かうたけのこ岩・浜当目(はまとうめ)のトンネルには、地元住民を考慮してか歩道があり歩きやすい。
11:43 浜当目(はまとうめ)トンネル
トンネル入口の左側に海沿いの道が確認できるが、通行止めのフェンスがあり入れなかった。
そこは2013年10月の台風26号で道路が陥没するまでは県道416号だったが、それが原因で通行止めとなり、2017年3月に浜当目トンネルが開通後も廃止された県道跡となっている模様。
すごい気になる…。
12:16 ご当地ビールで小休憩
焼津市内のコンビニにて。
暑くてのどが渇くよね。
13:02 焼津市八楠(やぐす)3丁目・瀬戸川沿いの遊歩道
昼食と次の一大イベントを求めて。
13:05 【一大イベント】株式会社ハセガワ
やはり飛行機プラモといったらハセガワだろう。
テンションあがるなー。
フジミと同様質素な社屋で町工場みたいな印象を受ける。
まぁ普通、町工場にスターファイター飾っていないけどね。
※株式会社ハセガワ:静岡県焼津市八楠(やいずしやぐす)3-1-2
初等練習機T-3
要撃機F-104J(スターファイター)
静岡県内のプラモメーカーを巡る一大イベントはこれにて終了。
最近は買うばかりでプラモ作っていないけど、ちゃんと作らないとね…。
13:20 焼津さかなセンター
暑い、日差しが強い。
逃げるように市場内へ。
しかし市場がある生活、羨ましいな。近所にあったら間違いなく通うよな。
市場内の「とろろ・海鮮料理 さんすい」さんで昼食。
かつお刺身
まぐろ・いくら丼…だったかな。
安いと思う。
おそらく都内なら1.5倍くらいの価格になりそう。
15:02 八楠公園
満腹&ほろ酔いのため、焼津さかなセンターに隣接する八楠公園でひと眠り。
ひと眠りして酔いもさめ、日も傾いてきたことから俄然やる気が出てきた。
だいたいこのパターンなんだよね。夕方の方が距離が稼げる。
駅北口すぐに流れる小石川(こいしがわ)沿いに進む。
駅北口ロータリー
17:41 藤枝市上青島(かみあおじま)150-1付近
またしても静かな道を発見。
17:52 同市・上青島1717付近
できればこういう道ばかりを歩いて行きたい。
人が少なくて、車が少ない。
陶淵明曰く「車馬の喧しきなし」みたいな風観。
俗人の僕はすぐ近くに国道などの大通りがあることに安心感を覚える。
いざという時は大通りに出れば何とかなる。
その安心感の上で自由を楽しむ。
18:01 同市・久兵衛市右衛門請新田(きゅうべえいちうえもんうけしんでん)付近
JRの線路沿いを西へ。
まもなく六合駅(ろくごうえき)。
本日の宿泊は六合駅すぐにある快活クラブだが、本日の一杯を求めてひとつ先の島田駅まで進むことにする。
19:01 島田蓬莱の湯(ほうらいのゆ)
同市・旭(あさひ)にある街中の温泉。
嬉しい出会い。
21:03 今日の一杯
駅からほど近い居酒屋「田でん(てんでん)」さんへ。
遅い時間だったが開いていて良かった。
22:20 再びJR六合駅へ
この日は六合駅近くの満喫で宿泊。
※本日の距離:38.59Km
【旅程13日目 6月27日(木)】
朝の島田駅。今日はここからスタート。
そして遂に掛川(かけがわ)に到着するだろう。すごいテンションが上がる。
雨予想になっているが、あまり気にならない。
07:59 大井川橋(おおいがわばし)
約1.0Kmにわたる大橋。
地元の高校生たちが行き交う。
08:14 大井川鐡道・新金谷駅(しんかなやえき)
県道381号線から新金谷駅へ。
いずれ大井川を遡上したい。ここはその時の足掛かりとなるだろう。
番外編の予感…。
08:30 JR金谷駅へ
静かな町並み。
08:38 大覚寺(だいかくじ)付近
併走する大井川鐡道・大井川本線を渡ると…。
これは道…なのか?
明らかに誰も通らないよね、ここ。
いいよ~いいよ~、こういうの大好き。
フェンスも通行禁止も無いし、私道でもなさそうだ。
ワクワクしながら歩を進める。
キョリ測アプリの本領発揮だ。ちなみにGoogleマップだと大覚寺の裏手に道はない。
跨線橋に上って金谷の街並みを振り返る。
あー楽しかった。
08:47 島田市金谷南町(かなやみなみちょう)・東海道本線沿い
ここも道なき道。
二つの駅は入口は違うが隣接している。
その意気や良し。
こちらはJR金谷駅。グッズ展開などするはずもなく少し地味…。
駅前ロータリー
09:08 旧東海道石畳
国道473号線から金谷坂の石畳へ。
幻想的な雰囲気が〇
金谷お茶の香通り(かなやおちゃのかおりどおり)の近く。
やはり掛川・金谷と言えばこの景色。
幼い頃の記憶とマッチする。
やっぱりテンション上がるな。
前々からこの扇風機みたいのって何だろうな、と思っていたが
「防霜(ぼうそう)ファン」と言うらしい。
お茶の新芽に霜が付かないように風をあてて地表付近の冷たい空気を動かして凍霜被害を防ぐためのものだとか。
09:31 島田市菊川(きくがわ)・諏訪神社(すわじんじゃ)付近
左の荒れ果てた道を進む。
手入れが一切されていないようだ。
起伏のある丘陵地帯に茶畑が連なる。
どうやら良い道をチョイスしたようだ。
09:51 循環バス・菊川神谷城(きくがわ・かみやしろ)線「松島」バス停付近
早々に降り始めると思ったが、意外に降らずに頑張ってくれている。
もしかしたら今日は降らない…?
10:00 島田市菊川1447付近
遠江(とおとうみ)三十三観音霊場・岩松寺(がんしょうじ?)付近。
島田市⇒菊川(きくがわ)市へ。
10:30 菊川市富田(とみた)2466付近
あぁ、やっぱり降ってきた…。
そんなに甘くなかったか。
10:37 同・菊川市富田
かなり好き。
いつ道が途絶えても不思議じゃない。
赤子石(あかごいし)
検索しても情報が無い。
「子どもの夜泣き止めを願う」とある。
地元のコミュニティセンターに資料があるらしい。
10:44 同・菊川市富田
雨に濡れた茶畑。青々としていて美しい。
11:14 菊川市潮海寺(ちょうかいじ)付近
11:31 菊川市西方(にしかた)・西方川(にしかたがわ)沿い
12:18 掛川市伊達方(かけがわしだてがた)・逆川(さかがわ)沿い
ついに掛川市へ。
掛川市立栄川(さかがわ)中学校付近。街中でもこんな場所があるのは嬉しい。
13:04 掛川市葛川(くずかわ)付近
宿場町よりも隣にある老舗の「菓子処もちや」さんの方が気になる。
ついに来ましたよ、掛川。
幼稚園年長~小学校3年生まで暮らした街。
当時(40年前)の面影は無いが「いつも居る場所」のような安心感がある。
すなわち自分にとって、ここは他人の町ではないということだ。
JR掛川駅。
こんなに立派になっちゃって。
元は在来線のみだったが、1988年(僕が高校2年生の頃)に新幹線駅として開業し、
2014年に現在の駅舎になったらしい。
昔の駅舎なんて憶えてないよ。
駅前には当時ジャスコ(1994年閉店)とユニー(1997年閉店)があって、
デパートの屋上遊園地で「宇宙鉄人キョーダイン」ショーを見た記憶がある。
あと新幹線停車駅として全国唯一の木造駅舎とのこと(2021年現在)。
もう愛着しかない。
北口駅前ロータリー
駅北口には商店街、南口には主に住宅街が広がる。
この地図は北が下を向いてるけどね。
地方駅だが駅前はスーパー・飲食店多数・コンビニもあり、
けっこう栄えている印象を受ける。
流石は新幹線停車駅といったところか。
13:54 とりあえずメシ
駅近の「あじ助」さんで食事。
ふぅー、生き返る。
14:52 掛川市矢崎町(やさきちょう)3-15・上張南(あげはりみなみ)交差点
次は御前崎市(おまえざきし)へ行きたいため、
少しでも距離を稼ぎたいと掛川を南下する。
雨は一向に止む気配がない。
そうそう、やはり静岡といえば「さわやか」さん。
ここも必ず立ち寄りたい。
14:57 掛川市上張(あげはり)・青田隧道(あおたずいどう)
県道38号線の騒音を嫌い脇道へ。
わずか数百メートルの脇道でも不気味な雰囲気は〇。
まるで事件が起きそうなトンネルだった。
15:06 掛川市板沢(いたさわ)754付近
かつて内陸へ塩を運ぶ道があったとか。
15:35 掛川市上内田(かみうちだ)903付近
檜坂(ひのきざか)隧道。
本当はもっと暗い。スマホのこの機能、本当に良くない。
17:24 掛川市下土方(しもひじかた)・下小笠川(しもおがさがわ)沿い
ザーザー降りの雨が続くが、水を得ると生き物は活気づく。
青々とした草、赤とんぼ、カエルの行進。
雨もそんなに悪くない。
18:08 掛川市大坂702
【本編・6】でもゴジラの石像があったけど、墓石屋さんって芸達者ですね。
18:10 掛川市南大坂856
しずてつジャストライン・南大坂バス停。
今日はここまで。
バスを使って掛川市街へ戻る。
ここいら御前崎市・掛川市・牧之原市(まきのはらし)を中心とした海沿い地域は
電車が一切走っていない。
バスの本数が限られるので「陸の孤島」感が半端なく強い。
19:05 掛川市中町(なかまち)1-6・連雀西(れんじゃくにし)交差点付近
雨の上がった駅前の中町商店街を流す。
幼い頃はもっと栄えていた記憶があるのだが、現在はシャッターが下りている
店舗が目立つ。
40年近く経っていて、道路も整備されているだろうが懐かしい感覚が強い。
落ち着く。
19:18 今日の一杯
掛川市下俣(しもまた)173・「キネマ食堂」さん。
絶対ここは来たかったお店だ。
大正15年創業とある。僕がこの街に住んでいた頃からあったんだ?
まぁ、子供の頃だから憶えてないけどね。
格好良い店構えに期待が膨らむ。
先ずはメニュー。
心踊る瞬間だ。
カロリー高そうなのにスポーツとは?
定食・丼物が充実しているが、酒の肴もまたしかり。
ありがたい。
霜降り馬刺し
かつ煮
しょうゆラーメン
駅から遠いが繁盛しているようだ。
幼少期に住んでいた家から僅か数百メートルの場所にある。
今も住んでいたら間違いなく通ってしまうだろうな。
この後はもちろん住んでいた場所を確認していつものように満喫へ。
暗かったので写真は撮っていないが目に焼き付けてきたし、
今後もまた訪れることはわかりきっている(実は今回で二回目の訪問)。
この街は東京の中野区と同様に現在の住まいから遠く離れているが、
強い安心感に包まれる街だ。
※本日の距離:41.23Km
【旅程13.5日目 6月28日(金)】
09:28 掛川市大池624-3
毎度の快活クラブからスタート。
今日は静岡駅を中心にプチ観光して帰ろうと思う。
そのため遅めのスタート。
09:34 掛川市の住宅情報
JR掛川駅から離れた場所(掛川市大池385-1付近)で撮影してみた。
09:55 掛川市下俣(しもまた)1012付近
↑↑ この光景には驚いた。
何故ならこの建物は40年前にも存在したからだ。
ここは当時小学校に通う登校班の集合地点だった。
一般の家屋とは異なった外観のため、印象に残っていたようだ。
個人の敷地とわかりつつ思わず撮影してしまった。
しかし…次回訪問時にはこの建物はなくなっており一般の戸建になっている。
最後に一目見られて良かった。
同じ場所から撮影。
当時は右側建物が無く電電公社(現NTT)の団地だった。
当時の通学ルートをのんびりと練り歩きながら掛川駅へ。
また来るよ。
11:52 静岡市駿河区(するがく)石田1-5・石田街道・石田交差点付近
JR線で静岡駅まで移動。
前々から再訪したかった場所へ。
12:03 駿河区登呂(とろ)5-15-13・登呂「もちの家」
幼少期によく親に連れて行ってもらった「もちの家」さんへ。
ここ「もちの家」は登呂遺跡に隣接している。
登呂遺跡は当日の時間がなく&興味がなく訪れなかったが、
【本編・7】のフジミ模型本社の僅か数百メートルの場所にある。
登呂遺跡と「もちの家」は子どもの頃はセットで訪れていた。
登呂遺跡の高倉式倉庫(たかくらしきそうこ)とかは幼少期に見た思い出だ。
古民家風の佇まいが格好良い。
店内。
ひたすらレトロ。
かつお角煮&ひじき(お通し)
黄な粉もち&からみもち
13:12 静岡ホビースクエア(2011年~)
バスでJR静岡駅に戻り、駅南口前のこちらへ。
大きなビルの3階にある。
エレベーターホール。ワクワクが止まらない。
ガミラス艦隊がお出迎え。
ファイター1・2は揃い踏みで作りたい。
『クラッシャージョウ』劇場版OPの印象が強烈に残っている。
クールで格好良い。ミネルバも良いな。
エントランス。
企画展示場エリア
【本編・7】のアオシマ創業者・青嶋次郎について
Wikipediaにすら載っていないような情報量。
勉強になる…。
常設展示場エリア
各メーカー商品が紹介されている。
静岡の魅力満載の「静岡ホビースクエア」。
テンション上がりっぱなしだった。
14:49 次はJR静岡駅北口前の「駿河屋(するがや)」さんへ
何度か利用したことがある…。
軽い気持ちで『聖戦士ダンバイン』のシミュレーションボードゲーム、
「オーラバトラー」とか「ウィングキャリバー」とかあったら良いな…
と思い訪れたが、世の中そんなに甘くなかった。
しかし当時愛読していた『デュアルマガジン』で掲載された
「クァークス」が置いてあって驚いた。
写真撮っておけば良かったな…。
※本日の距離:6.79Km
さすらい行く①【東京⇒京都編・7】
【10日目~11.5日目】今回の旅程:2019年5月30日(木)~6月1日(土)
主な旅先
同・静岡市
今回歩いた距離(2.5日間):38.83Km+36.19Km+16.64Km=91.66Km
起点(日本橋)からの合計距離:494.04Km
【旅程10日目 5月30日(木)】
前日に小田原で一泊して早朝の出発。
電車移動で前回到達したJR身延線(みのぶせん)・富士宮(ふじのみや)駅へ。
今日はざっくりと清水区由比(ゆい)・JR清水駅くらいまでは進みたい。
由比までは県道76号で山あいを抜けるので、どれくらい高低差があるのか気になる。
ちなみに時谷堂で購入したインディアナを今回から使用している。
パナマハット特有のダサさがなく良い感じ。お気に入りだ。
09:23 県道76号線・富士川沿い・逢来橋(ほうらいばし)
陽ざしは強いが暑すぎず、富士川の流れがさわやかだ。
交通量もそれほど多くないのが嬉しい。
再び富士市へ。
逢来橋(ほうらいばし)の交差点は県道10号線に交わる。
ほとんどの車は県道10号(左折)に流れる。先に東名高速・富士川スマートICがあるからだろう。
そのため逢来橋以南の県道76号(由比方面)は、ほぼ車両の姿がなくなる。
実に好ましい。
10:06 富士市北松野1376付近
10:46 県道76号線・同市北松野・富豊七神社(とみとよしちじんじゃ)付近
ゆるやかな登り。静かで気持ちが良い。
車も全くと言っていいほど通らず、最高の気分。
11:14 県道76号線・大代峠(おおじろとうげ)
絶景が広がる、という訳ではなく慎ましい感じがする大代峠(標高370m)。
11:44 同市清水区由比入山(ゆいいりやま)付近
あとは下りだし頑張れば昼時に由比で飯食えるかな…とか考える。
13:06 由比の町並み
近くに由比港(ゆいこう)があり、ここいらはサクラエビとシラス漁が有名。
この時点で約20km歩いている。
富士宮市からの県道76号は本当に歩きやすい道だった。感謝。
調べたら「いなば食品」の静岡本社は由比にあるんだな。
13:51 由比で昼食
ラストオーダー、ギリギリで間に合った「くらさわや」さんで昼食をいただく。
せっかくなら特産品を食べる。当たり前ですよ。
間に合ってよかった。
今日の仕事を90%近く片づけた充実感がある。
「生桜えび」
「桜えびかき揚げ定食」…だったかな。
15:02 同市・清水区由比西倉澤(にしくらさわ)付近
海沿いに東海道を興津(おきつ)方面、薩埵峠(さったとうげ)へ。
由比から薩埵峠までは細く趣のある東海道が続く。
途中で車がすれ違うための待避所があるが、道沿いにみかんの栽培が多いことから、基本的に地元の農家の方々が通るための農道みたいな扱いだと思う。
この先に薩埵峠・展望台に行くための駐車場が整備されているが、観光するなら由比方面・興津(おきつ)方面、どちらにせよ車で来るな、と思う。
俺みたいに歩け。たいした距離じゃない。
しかしそれ以上に場違いなのは、高台に位置する東海道からの景観を損ねる国道1号と東名高速である。
ひたすらにこの眺望を邪魔するかのように併走してくる…。
15:15 薩埵峠(さったとうげ)
かつては箱根峠・鈴鹿峠とともに東海道三大難所に数えられたらしい。
のんびり食べ歩き。
15:29 薩埵峠(さったとうげ)・展望台付近
薩埵峠の駐車場から遊歩道になり徒歩数分で展望台へ到る。
「キョリ測」アプリでは道が表示されないが、Googleマップでは東海道として続いているのがわかる。
15:34 同市・清水区由比西倉澤(ゆいにしくらさわ)⇒同市・清水区興津東町(おきつあずまちょう)へ
15:55 もちろんここも東海道。
一日こんな道ばかりだったらなんとご機嫌なことか。
白髭神社(しらひげじんじゃ)の手前まで続く。
16:29 同市・清水区興津中町(おきつなかちょう)・興津IC付近
まもなくJR興津駅。
駅前
17:05 同市・清水区興津清見寺町(せいけんじちょう)30付近
17:41 同市・清水区横砂南町(よこすなみなみちょう)・一葉橋(ひとはばし)付近
JR清水駅まで僅か。
こちらは東口。
東口ロータリー
土地が広いなーと感じる。
なんとなく羨ましい。
18:23 今日の一杯
西口に渡り「金の字(きんのじ)本店」さんへ。
『不倫食堂』23話で紹介された「もつカレー」。
清水のソウルフードらしい。
19:23 夜の清水市街を流す
そういえば令和になって初めてのさすらい旅だな。
ほろ酔い気分で流す。
※本日の距離:38.83Km
清水駅前商店街
【旅程11日目 5月31日(金)】
07:55 静岡県静岡市清水区春日(かすが)付近・県道407号線
ここの満喫は『なつきクライシス』が全巻揃っていた、珍しい。
ゆっくり読みたい。
今日は三保松原(みほのまつばら)・久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう)を経て静岡市まで行きたい。
そして楽しみにしていた、あの一大イベントが始まる…。
09:30 同市・清水区宮加三(みやかみ)・八幡神社(はちまんじんじゃ)付近
大通りを避けながら三保半島を目指す。
10:19 同市・清水区折戸(おりど)3付近
海沿いの太平洋岸自転車道を行く。
人慣れしたネコがいる。
民家が近くにあり、おそらく近所の方に餌貰っているんだろう。
今後の旅でも何か所かでこういったネコたちを見かける。
「太平洋岸自転車道」とは千葉・神奈川・静岡・愛知・三重・和歌山を結ぶ1,400Kmに及ぶ自転車道のことらしい。
10:37 三保松原(みほのまつばら)
日本新三景・日本三大松原のひとつとされ、7kmに及ぶ砂嘴(さし)に5万本以上の松林が続くとされている。
羽衣の松
羽車神社(はぐるまじんじゃ)
御穂神社(みほじんじゃ)の離宮。
別に観光地に興味はない。
しかし今までの旅程で、
かつて湘南の海からはるけく見晴らした富士山、
次いで御殿場・富士五湖から間近に見上げた富士山、
そして今は静岡の海岸から遠く離れ行く富士山を収めておきたかったのだ。
やっぱり日本人だな…俺。
曇っていたが人が少なくて良かった。
11:15 三保松原 神の道
御穂神社(みほじんじゃ)へと到る「神の道」を経て三保松原を後にする。
もちろん御穂神社は立ち寄らない。
残念ながら神社仏閣は全く興味がない…。
12:30 清水魚市場 河岸の市(かしのいち)へ
バスでJR清水駅まで戻り、東口すぐにある清水魚市場・河岸の市へ。
昨日に続き『不倫食堂』51話で紹介された、のっけ家さんの「本鮪頭肉丼(ほんまぐろずにくどん)」をいただく。
もちろん人妻との出会いはなかったが…。
※残念ながら、のっけ家清水店は2021年5月で閉店(他にチェーン店有り)。
13:53 同市・清水区駒越西(こまごえにし)2・万象寺(まんしょうじ)バス停付近
再度バスで三保半島入口にあたる国道150号・県道199号が交わる駒越東交差点まで戻り、海沿いを西の登呂遺跡(とろいせき)方面へ歩き始める。
国道150号は「1」と「5」の語呂から「いちご海岸通り(いちごライン)」とも呼ばれ、この先から久能山周辺まで多数のいちご狩り農園が続く。
シーズンは5月中旬までらしく、この日はどこも営業していなかった。
幼少期に何度も連れて行ってもらったなぁ。
14:19 同市・清水区増(ぞう)65付近
14:28 国道150号線・滝ヶ原川(たきがはらがわ)、久堅橋(ひさかたばし)
国道150号⇒久能街道へ。
ほう…、こんなところにも。
14:38 久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう)
その後、栃木県日光市に改葬・祀られたため日光東照宮の方が知られるところとなるが、元県民としては東照宮と言えば久能山、というイメージが強い。
石鳥居から本殿前までは1159段あるらしい。
石段登って景観を楽しめたが、拝観料まで払う気はないため下山する。
時間もなかったしね。
15:25 静岡市立久能小学校付近
再び久能街道を登呂遺跡方面へ。
16:45 【一大イベント】フジミ模型株式会社
静岡県といえば、やはりプラモデル。
聖地巡礼というヤツをやってみたかった。
フジミ模型さんは史跡「登呂遺跡(とろいせき)」のすぐ近くにある。
2017年にロゴマークを変更したらしいが、やはりこちらの旧ロゴの方が馴染みがあるな。
16:59 同市・駿河区富士見台3丁目付近
のんびりしていて良い雰囲気。
地図を見ても好みの景観だと予想できる。
17:08 次が見えてきた。
17:17 【一大イベント】株式会社タミヤ
フジミに次いでタミヤ本社に到着。
誰もが知ってる☆☆マーク、やはりテンション上がるな。
フジミ模型から徒歩でもわずか30分ほどの場所にあるというところが、模型大国である静岡の特徴をうかがわせる。
駅前交差点
駅南口。
今日はここまで。
19:00 今日の一杯
電車で一駅先のJR静岡駅まで移動して、念願の青葉横丁へ。
やはり今日は静岡おでんでしょう。
模型聖地の余韻に浸りながら「おばちゃん」で一杯。最高に幸せ。
※青葉横丁の「おばちゃん」は2020年6月で閉店。2021年現在は駿府城公園内で営業中。
静岡割り(焼酎のお茶割)。
牛すじ、さんかく、しのだ巻き、黒はんぺん…だったかな?
まさに絶景。
大根、しろ、糸こん。
ガツ、こんにゃく、黒はんぺん。
もち巾着、厚揚げ、ロールキャベツ。
20:32 JR東海道本線・静岡駅
ほろ酔いの上機嫌で一駅離れた東静岡駅まで歩いて戻る。
21:20 いつもの満喫へ。
JR東静岡駅からすぐの快活クラブで宿泊。
ここは快活クラブにしては珍しく駅から近くにある。ありがたい。
※本日の距離:36.19Km
【旅程11.5日目 6月1日(土)】
08:34 第三の聖地・静岡流通センターへ
同市・葵区沓谷(あおいくくつのや)6丁目付近、県道74号線。
JR東静岡駅から北へ歩き、静岡流通センターへ。
10:02 【一大イベント】株式会社青島文化教材社
いわゆるアオシマである。
静岡流通センターの一角にある。
流通センターは一般の入場は可能だが、平日は何となく邪魔をしてしまいそうで、むしろ今日が休日で良かったと思う。
社屋裏手。
しかし格好いい建物だな。
11:22 バンダイホビーセンター
さて、東静岡駅に戻ろうか…としたところ、たまたまバンダイ工場の近くを通った。
ああ、そういえばバンダイ工場も静岡にあるんだったよな。
ガンプラ興味ないから…。
13:01 天然温泉 柚木の郷(ゆのきのさと)
JR東静岡駅の駅近に温泉。
昨日知っていれば来れたものを…。
また立ち寄りたい。
14:24 ボルカノ
移動して昼食は沼津で。
『不倫食堂』27話で名前だけ出たボルカノさんで「あんかけスパ」をいただく。
15:04 マルサンホビー内
JR沼津駅南口の老舗プラモデル屋さん。
またゆっくり来たい。
でも荷物になるから買えないだろうけど…。
※本日の距離:16.64Km
さすらい行く①【東京⇒京都編・6】
【8日目~9.5日目】今回の旅程:2019年2月10日(日)~12日(火)
主な旅先
静岡県御殿場(ごてんば)市
同・三島市
同・沼津(ぬまづ)市
同・富士宮(ふじのみや)市
今回歩いた距離(2.5日間):48.43Km+37.96Km+8.60Km=94.99Km
起点(日本橋)からの合計距離:402.38Km
【旅程8日目 2/10(日)】
06:59 御殿場市茱萸沢(ごてんばし・ぐみざわ)・萩原北(はぎわらきた)交差点付近
お馴染みの快活クラブからスタート。
早朝の御殿場市街を流す。
やはり冬の早朝は空気が澄んでいて良い。
旅もいよいよ静岡県に入り新章突入!的な気合が入る。
07:38 県道394号線・JR御殿場線(ごてんばせん)沿い
南御殿場駅手前。
県道沿い、墓石屋さんのゴジラ。
07:49 御殿場市竈(ごてんばし・かまど)・諏訪(すわ)神社
鳥居の先にある御殿場線と県道394を越えてお社に到る。
【本編・3】鎌倉の御霊神社(ごりょうじんじゃ)と同じタイプ。
07:55 同市・竈・竈報徳会館(かまどほうとくかいかん)前
09:09 御殿場市神山(ごてんばし・こうやま)・神山小学校付近
県道394号線沿いを南下する。
昼までには三島市に着きたいなぁ、と考える。
御殿場市⇒三島市までは基本的に下り道となっていて歩きやすい。
【本編・4】の南足柄市(みなみあしがらし)・矢倉沢宿(やぐらざわじゅく)を結ぶ矢倉沢通り(やぐらざわどおり)。
矢倉沢往還(やぐらざわおうかん)とも呼ばれ、東海道の脇往還として機能した。
こういうのが良いんですよ。
御殿場市(ごてんばし)から三島・沼津(ぬまづ)方面へ下りながら考える。
今後どんどん遠くへ行くだろう。
そうすれば当然、次回出発地も遠くなり、往復の交通費が高額になるため、おいそれと旅を続けることが困難になるだろう。
今でこそ2連休があれば、行って帰ってで十分楽しめるが…。
しかしこんな他人から見て理解しがたい趣味を、時間とお金をかけてわざわざ続けることができるというのはとても贅沢なことだと思っている。
【本編・5/番外編・1】の石和町(いさわちょう)の街中華「かごめ」さんのご主人には呆れられてしまったが(笑)。
09:31 裾野市(すそのし)・岩神橋東(いわがみばしひがし)交差点
11:08 JR御殿場線裾野(ごてんばせん・すその)駅
JR裾野駅前
12:30 JR三島駅(北口)
この時点ですでに20Km以上歩いている。
御殿場市(ごてんばし)からは緩やかな下りということもあり、一気に三島市に到着。
この時間での到着はかなりの快挙。
南口ロータリー
しかし駅南北をつなぐ連絡通路がないのが非常に不便。
そのため北口⇒南口へは大回りさせられた。
13:12 お食事処 みしまや
駅南口すぐのところにある「みしまや」さんで昼食。
あなご天丼(1,680円)をいただく。盛り付けが素晴らしい。もちろん味も。
日曜の昼時で混雑していたが、待ち時間なく入れた。
14:26 三島市街
本日の目的地、沼津市(ぬまづし)までは直線でも5Kmちょい。
そんなに時間もかからずに到着するだろう。
14:39 駿東郡清水町(すんとうぐんしみずちょう)・清水町新宿東(しんしゅくひがし)交差点付近
写真少なめ。今回はあまり撮影していないなぁ。
地方神社…「ちかたじんじゃ」って読むのか…。
14:57 同町・長沢交差点
15:04 県道380号線・黄瀬川(きせがわ)大橋付近
駿東郡清水町(すんとうぐんしみずちょう)⇒沼津市(ぬまづし)へ。
15:19 沼津市(ぬまづし)大岡・大岡二ッ谷東(ふたつやひがし)交差点付近
日曜だからか、交通量が少ない。
15:31 県道380号線⇒山王通り(さんのうどおり)へ
JR沼津駅(ぬまづえき)は目前。
15:42 JR沼津駅(ぬまづえき)
JR東海道本線・JR御殿場線(ごてんばせん)が乗り入れる駅。
この駅は今後何度も利用するが、先の三島駅と同じく南北間の連絡通路がない。
15:57 沼津仲見世商店街
新仲見世商店街
新仲見世のアーケードは2020年10月に撤去されたらしい。
新仲見世商店街の「昭和レインボー」さん
こういうのに弱いんだよなぁ。
中に入ったら店長さんからアメをもらいました。ありがとうございます。
こちらを訪問するのは、今回の旅の目的のひとつ。
幼少期に静岡県掛川市(かけがわし)に住んでいたことがあり、近所の駄菓子屋にはよく行った。
その思い出があり、何となく静岡放浪中には駄菓子関連の店を訪問したいと考えていた。
レインボーさん訪問はその一環。
まだ少し時間があったので、翌日に備えてもう少し進むことにする。
駅南側の交差点、旧東海道(県道163号線)。
この県道163上の沼津市(ぬまづし)大塚には駄菓子の卸問屋である「みぞた商店」さんがあり、是非行きたかった…が閉店時間(18:00)までに間に合わなかった。
18:26 JR東海道本線・原駅
今日はここまで。
この後は沼津(ぬまづ)まで戻って一杯やって…と思っていたら、熱海(あたみ)行きの電車がすぐ来るとわかって焦る。
おかげで雑な写真になってしまった。
19:40 今日の一杯
JR沼津(ぬまづ)駅に戻り、仲見世・新仲見世商店街を越えてさらに南に進むこと約2Kmほどで沼津港に到る。
漁港に隣接する「ぬまづみなと商店街」へ。
本日訪れたのは「かもめ丸」さん。
すべてが許される幸せなひと時。
21:12 再び仲見世商店街
千鳥足で本日宿泊の満喫まで歩く。
アニメとコラボしているのか、どうやら聖地巡礼というやつらしい。
22:19 やっと着いた。
ぬまづみなと商店街からJR沼津駅まで2Kmほど。
さらに駅北口から満喫まで2Kmちょっと。
一日さんざん歩いて、さらに酔っぱらった後にこの距離はけっこうキツいです。
まぁ、好き勝手にやってることなんだがね。
※本日の距離:48.43Km
【旅程9日目 2/11(月)】
07:56 朝の沼津(ぬまづ)市内
08:36 JR東海道本線・原駅
実質のスタートはここから。
今日は目的は静岡県富士宮市(ふじのみやし)で「富士宮焼きそば」を食べる。ただその一点。
以前テレビでB-1グランプリで受賞したのを見て「いいなぁ、食ってみたいな~」と思って憧れていた。
08:46 富士海岸・沼津(ぬまづ)市立原中学校付近
駿河湾(するがわん)の海岸沿いを行く。
09:14 同・一本松付近
しばらく海岸沿いの遊歩道を西に進むが、JR東田子の浦(ひがしたごのうら)駅付近でツアー客に遭遇し、興が削がれて海岸を離れる。
富士市は製紙工業が盛んらしい、いたるところに町工場が点在する。
大通りは大型トラックが行き交う。
放浪者としてはあまり長居したくない光景。さっさと通過してしまおう。
これも現地の日常生活なのだとわかっているけどね。
県道380号線・毘沙門橋(びしゃもんばし)
交通量多し。息が詰まりそう…。
11:53 富士市吉原4丁目・中央駅交差点付近
12:43 富士市伝法(でんぼう)1064付近
思ったよりも時間がかかっている。そろそろ昼食にしたいが、やはり富士宮市(ふじのみやし)で焼そばを食べたい。
南ちゃん?
あと二駅。ようやくここまで来た。
思えば吉原からここまでほとんど直線で来られたが、歩道なし・路側帯狭し・交通量多しで非常に歩きにくかった。嫌だなぁ、こういうの。
14:21 県道414号線・源道寺橋(げんどうじばし)付近
駅間近。はやく富士宮焼きそば食べたい。
14:37 JR身延線(みのぶせん)・富士宮駅(ふじのみやえき)
よくわからないが、かなり広い駅構内。
今回から新しいシューズを使っているが、靴下が合わずここまで来るのにかなり時間がかかってしまった。
かなり足が痛い。
14:58 市内を流しながら「お宮横町」へ
富士宮(ふじのみや)では、ひな祭りは新暦の4月3日にお祝いするところもあるそうです。
15:08 お宮横町
お宮横町は富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)の南にあるフードコート兼アンテナショップみたいなもの。ご当地グルメが食べられて、お土産も売っている。
あー、生き返る。
静岡おでん、これは外せない。
そして本命、B級グルメの王者・富士宮(ふじのみや)焼きそば。
美味かったなぁ。ここまで我慢した甲斐があった。
風が出て少し寒くなってきた。
さぁ、沼津(ぬまづ)に戻ろう。
浅間大社には…全く興味がない。
18:48 今晩も「ぬまづみなと商店街」でお世話になる。
今日の一杯は「魚河岸 丸天」さんにて。
二日連続で良い着地となる。
21:29 沼津市東熊堂(ひがしくまんどう)学園通り
昨日と同じ快活クラブに向かう途中。
こういった地方の大通り沿いにあるラーメン屋ってそそるものがある。
入ってみたいけど、お腹いっぱいなんだよね。
※本日の距離:37.96Km
【旅程9.5日目 2/12(火)】
この日は電車移動で一気に神奈川県横浜市磯子区(いそごく)へ移動。
【本編・2】で通過した際に行列が気になっていた「ラーメン杉田家」さんへ。
いわゆる家系ラーメンというやつだ。
それほど並ばずに入れた。
※本日の距離:8.60Km
さすらい行く①【東京⇒京都編・5/番外編・1】
今回の旅程(6日目~7.5日目):2018年12月19日(水)~21日(金)
主な旅先
明神峠(みょうじんとうげ)・三国峠(みくにとうげ)
山中湖・河口湖〈山梨県〉
三ツ峠(みつとうげ)〈山梨県〉
今回歩いた距離(2.5日間):39.14Km+43.45Km+13.24Km=95.83Km
起点(日本橋)からの合計距離:307.39Km
【旅程6日目 12/19(水)】
今回は初の番外編。
本来は南下して沼津市(ぬまづし)方面を目指すが、真逆の山梨県山梨市を目指す。
山梨市は幼少期に住んでいたため、良い機会だから一度行ってみたかった。
それにしても前回からわずか5日後の旅程。楽しくて仕様がない。
駿河小山の街並みを流す。
寒い…。寒いが心地よく感じる。
07:49 静岡県駿東郡小山町藤曲(すんとうぐん、おやまちょう、ふじまがり)付近
県道394号線を離れ須川(すかわ)沿いに。
川面から霧って、気温より水温の方が高いってことかな。
08:06 同・神明宮/穂見神社(しんめいぐう/ほみじんじゃ)付近
こういう雰囲気が好き。
08:23 県道147号線へ
09:07 明神峠(みょうじんとうげ)・三国峠(みくにとうげ)入口
朝の冷気と暖かい日差しが心地よい。
このまま峠道に入る。今日は良い日だ。
09:48 明神峠へ
傾斜がかなりあり、汗ばむくらい暑い。
自転車乗りにも人気のコースらしい。
10:24 明神峠の手前
有名な「18%」の標識。
自転車じゃなくてもコレは辛い。
車はほとんど見かけなかったが、背後からやたらとエンジン音が聞こえる。
富士スピードウェイがあるからか。
この静かな景観に似つかわしくない、野暮な騒音だな。
自分の車嫌いにも思わずニヤッとしてしまう。
10:30 明神峠(みょうじんとうげ)※標高900m
峠とは言うものの「峠」感がまるでない。
まだ登り坂の途中…。
しかしこのバス停、時刻表が無いけど冬期はバス運行が無いらしい。
それで時刻表を外しているのかな。
10:56 三国峠(みくにとうげ)へ
静岡・山梨・神奈川の県境にあたる。
三国峠まではほぼ尾根伝いで緩やかな印象。
11:20 三国峠 ※標高1.168m
神奈川県⇒山梨県へ。
ここから山中湖までは下りとなる。
11:35 山梨県南都留郡(みなみつるぐん)山中湖村鉄砲木ノ頭(てっぽうぎのあたま)パノラマ台付近
風がすこし強い。
12:11 山中湖へ
12:54 山中湖畔
13:13 道なき道へ(山中湖村平野付近)
マリモ通り(県道729号線)のショートカットを図って足を踏み入れるも道がない。
「?」
しばらくうろうろする。
よく見ると道らしい痕跡はあるが、どう見ても進めるものじゃない…が意固地になって進んでみる。
モラル的にもよろしくないのはわかっているが…楽しいんだよね、こういうの。
この一件以来、ますます「キョリ測」アプリが気に入ってしまった。
今後も同じような「道なき道」が多数登場する。
13:39 同・長池親水公園(ながいけしんすいこうえん)付近
富士山の絶景ポイントとして知られる場所。
季節・時間帯が合えば「逆さ富士」「ダイヤモンド富士」が見られるらしい。
この近辺にお住まいの方は羨ましい限りだ。
この日は少し風が強かった。
15:49 山中湖温泉 紅富士の湯(べにふじのゆ)
のんびりしてまた新たな力が湧いてくる。
河口湖まであと10Kmほど。
あと3時間ってところか?
さて、行きますか。
16:06 国道138号線(旧鎌倉往還/富士パノラマライン)を行く
16:21 国道138号線を嫌い側道を探してみる
国道はまぁそこそこ交通量がある。それは仕方がない。
できれば側道でのんびり歩けるところはないかなっ~と思ったが、ちょっとコンディションが悪い道だった。
結局そのまま国道を行くことにする。
16:32 国道138号線を河口湖方面へ
16:54 羽生蛇村?へ
忍野入口交差点を過ぎてすぐ、どうみても異質な空間を発見。
明らかに羽生蛇村の入口だろう。
惜しむらくはバカチョンカメラのせいで明るく撮影できてしまったことだ。
実際はもっと薄暗く、不気味に外灯が灯っていた。
おどろおどろしさが全く伝わってこない。
足を踏み入れると以外にも数軒の家があり、それぞれの生活が少しだが垣間見えた。
いや~、実に楽しい空間だった。
18:00 同郡・富士河口湖町(ふじかわぐちこまち)へ
この日ばかりは事前にビジホを予約した。
こんな観光地には漫画喫茶なんてないからね。
※本日の距離:39.14Km
19:24 今日の一杯
ほうとう歩成(ふなり)。
チェーン店らしいが疲れが癒されて良い店だった。
【旅程7日目 12/20(木)】
07:16 登り坂ホテル&船津登山道(ふなつとざんどう)入口交差点
今日は三つ峠を越えて石和温泉まで歩く予定。おそらく過酷な一日となるだろう。
そのためにかなり早くからの出発。
弥が上にも気合がはいる。
08:04 河口湖大橋
湖岸沿いは歩かず大橋を行く。
どうしても富士山ばかり撮影してしまう。
僕もやっぱり日本人だな、とか思う。
09:16 川口浅間神社南(かわぐちあさまじんじゃみなみ)交差点
併走する国道137号線の交通量の多さに戦慄をおぼえる。
まぁ覚悟はしていたけどさ。
河口湖⇔甲府、即ち都市間をつなぐ道は限られるからね。
あと足が凄く痛い。
昨日は何だかんだで40Km近く歩いたが、そのダメージが残っているようだ。
日本橋出発以来、古いランニングシューズで歩いてきたがクッション性が低く、そろそろ限界かもしれない。
騙し騙し歩く…。
09:24 国道137号線(御坂みち)合流手前
このあたりではノラ猫のかわりに猿なのか。
ひなたぼっこしているのかな。
嵐の前の静けさ…。
09:33 国道137号線(御坂みち)を甲府方面へ
想像以上のもの凄い交通量&騒音。
幸にも路側帯は整備されているので通行に難はない。
しかし柵もなく通行人のすぐそばを大型トラックが駆け抜けるのは異常と思わざるをえない。
ドライバーから見ればこんなところ徒歩で来るんじゃねぇ、と非難を受けそうだ。
09:59 富士見橋展望台(ふじみばしてんぼうだい)
国道137号線(御坂みち)途中にある展望台。
交通の騒音があるため、あまり立ち寄ろうとは思わない観光スポットかな。
10:12 三つ峠(みつとうげ)入口へ
国道137号線の御坂トンネルを通るなぞ拷問に近いので旧国道の県道708号線を行く。
かつては御坂トンネルが有料だったらしく、当時は旧道も重宝されただろう。
10:34 三つ峠入口で休憩
喫茶店で休憩。英気を養う。
11:26 国道137号線⇒県道708号線へ
旧道に入った途端、通行する車両を見かけなくなり一気に静かになる。
まぁ、想像通りだね。
天下茶屋から先、通行止めの看板が気になるが、最悪の場合天下茶屋からスイッチバックで戻っても良いと考えている。
天下茶屋に行くことが目的であって、そのためなら御坂トンネルをくぐるのは仕方がない。
まぁ何とかなる。
11:37 県道708号線
途中、降りられる沢を見つける。
猪か何かの骨かな?かっこいい。
12:08 三つ峠登山口
今回は三ツ峠山への登山は目的ではないので止めておくが、やはりもの凄く浪漫を感じる。
機会があれば是非。
12:26 天下茶屋
この時期は天下茶屋までバスが運行していないため人はほとんどいない。
当日は登山客を2、3人見かけた程度。
おかげで静かでとても良い。日差しも暖か。
冬期は三つ峠登山口までで折り返し運転らしい。
通常バスは河口湖⇔天下茶屋の往復、本数も少ない。
北側の甲府方面にはバスがない。
営業中でありがたい。
12:38 茶屋で一杯
ここ一番のきのこほうとう。
昨晩もほうとうだったがお構いなし。
13:40 御坂隧道(みさかずいどう)
南都留郡富士河口湖町⇒笛吹市御坂町(ふえふきしみさかちょう)
良いことではないが閉鎖中のトンネルを通る。
まぁ最初からこうすると予測していた…。
トンネル内、初めてスマホのISOなどを弄って実際の暗さに近づけてみる。
閉鎖中のため電灯も点いていない。良い雰囲気。
「トンネルを抜けると雪国であった」的なものを体験する。
こりゃぁ通行止めになりますわ。
峠の北側は山の傾斜で日が射さず、路面が凍結している。
13:51 県道708号線
部分的に路面凍結している。
滑って転びそうだ、楽しい。
下るほど凍結面は見られなくなる。
15:03 国道137号線の合流点
1時間以上かけてようやくここまで下山。
こちら側はかなりごつい通行止めの柵があるんだな。
静かだった山道から、再び交通量の多いうんざりな国道へ。
だが問題はソコじゃない、今日の目的の石和温泉までまだ直線で15Km以上ある。
実質では更にあるだろう。
この先はずっと下りだが、これはかなりやばい。
何がやばいって、到着が遅れることでご当地で一杯飲む時間がなくなってしまうのが一番怖ろしい。それだけは避けたい。
現実を突きつけられて危機感がMAXに。
だから走って下ることにする。本来やりたくはなかったが背に腹は代えられない。
国道沿いの所々にポツンと家屋がある。
こんなところでも住んでいる人がいるということだ。
コンビニ・スーパーもない。不便だろうな…。
コンビニ・スーパーはなくてもラブホはある。
峠道のラブホはお約束か。
15:53 御坂町上黒駒(かみくろこま) 御坂路さくら公園付近
国道沿いの生活道へ。畑作業をする地元の方々。
16:09 同・御坂路さくら公園付近
この辺りから国道沿いの側道がある。
街並みも見え始めて、のどかな景観。
左手(国道)から右手(側道)へ進む。
16:28 同・坂野公民館・称願寺(しょうがんじ)付近
16:42 同・若宮交差点付近
バス停伝いに2・3駅走って一休み、を繰り返しながら下る。
緩やかな下りなのであまり疲れないが足が痛い。
16:48 御坂町下黒駒(みさかちょうしもくろこま)・下黒駒交差点付近
笛吹市街の灯が見え始める。
何とか目算が立ちそうだ、これで街で一杯飲める。
国道へ合流してから2時間足らずで10km近く下ったことになる。
18:09 同市・石和町市部(いさわちょういちべ)・鵜飼橋(うかいばし)
さらに6Kmほど進んで笛吹市街へ。
JR中央本線・石和温泉(いさわおんせん)駅にはまだ1.6kmほどあるが、ここまで3時間で16km進んだ。まぁ、よくやったもんだ。
県道302から国道411へ
町内の公衆浴場で疲れを癒す。
昔は歓楽街として栄えていたとか。
19:21 石和町内を流す
駅前には寄らず、店を探しながら国道20号線・四日市場(よっかいちば)交差点付近へ。
このあたりは国道沿いでチェーン店が多いが、何かしらの店に出会うだろうと期待するも、休店などでフラれうまく見つからない。
とにかく足が痛く、風も強く寒いので早く店に入って温まりたいと焦る。
まさかのコンビニ飯か…?と彷徨っていたところ…
20:22 今日の一杯
四日市場(よっかいちば)交差点付近の街中華「かごめ」
ノーマークだっただけに見つけた時の嬉しさもひとしお。そしてこれがまた大当たり。
ご年配の夫婦で切り盛りされているようだ。
味のあるプレハブがまたそそる。
何を注文しようか悩む。なんと幸せなことか。
カウンター数席と、反対側には小上がりがある。
小上がり側はかなり盛り上がっている。ご近所の方々か。
このゴツい栓抜きはこの店のトレードマークだろう。かっこいい。
とても良い時間だった。
頑張って来た甲斐があるというもの。
〆にラーメン4杯の注文があり厨房はてんやわんやだった(笑)。
どうか末永く続けてほしいと願う、また来たい。
※本日の距離:43.45Km
【旅程7.5日目 12/21(金)】
10:09 同市・石和町四日市場(いさわちょうよっかいちば)
今日は山梨市まで軽く流す。お気楽に出発。
とにかく足が痛い。
四日市場交差点からの街並み
とりあえず駅には立ち寄っておく。
10:55 駅周辺・石和町山崎(いさわちょうやまさき)付近
心安らかに歩く。
穏やかな日差し、小春日和だね。
この3日間は天候に恵まれた。ありがとう。
11:34 同市・春日居町小松(かすがいちょうこまつ)・長慶寺付近
趣きのある廃屋を発見…っておそらく廃屋だよね?
個人宅を撮影するのは良くないと思いつつ…。
静かで良い雰囲気だなぁ。
11:50 大野桑戸橋(おおのくわどはし)付近
笛吹市⇒山梨市大野へ。
11:57 山梨市大野付近
この時点ではまだ当時住んでいた場所を特定できていないが、明らかに同じ空間…というか臭いみたいなものを感じる。
桃や葡萄などの畑に囲まれた、こののんびりとした風土というか…。
おそらく自分の体の何割かは、こういったものでできているんだろうな。
すごくいい、こういうの。
下石森(しもいしもり)交差点
12:34 加納岩(かのいわ)小学校&つつじ幼稚園
当時自分が通っていた幼稚園と姉が通っていた小学校。
あまりバシバシ撮影すると事案に発生してしまうと思い、ほどほどにしておく。
おそらく建物は変わっているだろうな、懐かしさは全く感じられない。
山梨市駅へ。
当時の記憶を紐解きながら歩く。
たしか駅東側の跨線橋はまだ無かったように思う。
手前の日川街道踏切は現在は歩行者用だが、当時は車両も通行できた。
と言っても40年以上前の話だがね…。
駅前通り(県道216号線)。まぁ…こんなに小綺麗になっちまって。
もっと雑多な街並みだったよな。
この通りに街のおもちゃ屋さんがあって、連れて行ってもらうとテンション上がったなぁ。
2021年(令和3年)2月に駅南口ができたらしい。
たしかにこの駅って今までなかったよな。地元の方々は嬉しいだろうな。
13:09 インドカレー「デリーベイ」
13:39 再び山梨市大野へ
「街の駅やまなし(山梨市地域交流センター)」でレンタサイクルを借りて再びルーツ探し?へ。
13:51 山梨市大野
時間が止まっているかのような錯覚を覚える。
橋立大神社(はしだてだいじんじゃ)
ジャングルジムから落ちて泣いた記憶が…。
もっと鬱蒼と樹木があった記憶が…。
昼でも暗くて神社のまわりは怖かった。
笛吹川(ふえふきがわ)
今回も良い旅だった。ありがとう。
※本日の距離:13.24Km